デビットカード海外利用の手数料はいくら?買い物・ATMの費用と確認方法

海外利用時の費用は、カード商品、決済通貨、引落口座の種類や残高で異なります。たとえばSony Bank WALLETは、対象外貨の普通預金口座を開設し、利用通貨の残高がある状態でVisa加盟店で買い物をすると、公式案内上の海外ショッピング手数料はかかりません。一方、口座や残高の条件が違う場合、また海外ATMで現金を引き出す場合は別の費用がかかることがあります。

2026年11月8日に確認した公式案内では、円換算で銀行の海外事務手数料が加わる例として、三菱UFJ-VISAデビット3.05%、楽天銀行デビットカード3.080%、SMBCデビット3.63%、りそなVisaデビット4.4%があります。商品・通貨・口座残高ごとの条件を分けて確認しましょう。

円口座から払う商品では為替レートと銀行手数料を確認する

海外で外貨払いをした金額を円口座から支払う商品の中には、国際ブランドが定める換算レートにカード発行銀行の海外事務処理手数料を加算するものがあります。手数料がかかる場合でも、利用した日の店頭レートでそのまま確定するとは限りません。楽天銀行は、国際ブランドの決済センターで処理された時点のレートに3.080%を加算すると案内しています。

たとえば、外貨の利用額を換算レートで15,000円とした場合、手数料が3.63%なら計算上の手数料は約545円です。実際の請求額は国際ブランドの換算レート、売上データの到着時期、カードの商品条件で変わります。利用直後の引き落とし後に差額が追加請求または返金される場合もあるため、確定後の明細を確認してください。

外貨預金の残高でショッピング手数料が変わる商品もある

Sony Bank WALLETでは、利用通貨の外貨普通預金口座を開設し、残高がある場合、対象10通貨のVisa加盟店ショッピングは外貨口座から支払われ、海外ショッピング手数料はかかりません。対象10通貨には米ドル、ユーロ、英ポンドなどが含まれます。

同じカードでも条件によって費用が変わります。対象通貨口座を開設済みでも残高が足りない場合は「円からアシスト」で円口座から不足分を充当し、ソニー銀行所定の為替コスト(TTS)がかかります。対象通貨口座を未開設の場合や対象外通貨でVisa加盟店を利用した場合は、ショッピング額に事務処理経費1.79%(税込)が加算されます。

海外ATMでは扱いが異なり、対象通貨口座に残高があっても1回あたり1.79%(税込)の事務処理経費がかかります。外貨口座が未開設または対象外通貨の場合は、1.79%に加えて海外ATM利用料220円(税込)がかかり、ATM設置者の手数料が別に発生することもあります。ソニー銀行「Sony Bank WALLET 海外利用時の手数料」

銀行ごとの海外ショッピング手数料の例

発行銀行・カード商品海外利用時の手数料例公式案内の確認日
三菱UFJ銀行・VISAデビット海外事務手数料 3.05%(税込)2026年11月1日現在
楽天銀行デビットカード海外利用コスト 3.080%(税込)2026年11月8日確認
SMBCデビット海外事務処理手数料 3.63%(税込)2026年11月8日確認
りそなVisaデビット海外取引の事務処理手数料 4.4%(税込)2026年11月8日確認

表は各社の円換算時に手数料がかかる商品の例です。外貨口座から利用通貨で支払える場合などは、率だけを比べても総額を比較できません。利用中カードの商品名、決済通貨、外貨口座の残高条件を公式案内で確認してください。

デビットカード・クレジットカード・プリペイドカードの一般的な違いはカード種別の比較記事、具体的なカードの選び方はおすすめデビットカードの比較記事も参考にしてください。

海外ATMは固定手数料と現地手数料も見る

海外ATMでは、ショッピングと同じ為替・事務処理手数料がかかる商品に加え、発行銀行のATM利用手数料が発生する場合があります。さらに、ATMを設置する現地金融機関が独自の手数料を請求することもあります。

  • 三菱UFJ-VISAデビット:1回110円(税込)
  • SMBCデビット:1回110円(税込)
  • りそなVisaデビット:1回220円(税込)

りそな銀行の例では、為替換算額が15,000円相当の利用に4.4%の事務処理手数料660円がかかり、海外ATMではさらに銀行の利用手数料220円が加わります。ATM設置者の手数料がある場合は別途必要です。出金方法やATM対応ブランドは、デビットカードを海外ATMで使う手順と注意点もあわせて確認してください。

渡航前に確認したい手数料の項目

  • 海外ショッピング・海外ATMに適用される事務処理手数料の率
  • ATM出金1回ごとの銀行手数料と、現地ATM設置者の手数料
  • 使うカードの国際ブランドと海外利用の設定・利用限度額
  • 利用時点と売上確定後で金額が変わる場合の明細確認方法

具体的な料金は改定されることがあります。出発前にカード裏面やアプリで発行銀行を確かめ、銀行公式サイトの「海外利用」「海外ATM」「手数料」の案内を確認しましょう。海外ATMの利用可否、出金方法、暗証番号の確認は海外ATMの記事、カード商品の選び方はおすすめデビットカードの比較記事で紹介しています。

まとめ

  • 海外利用時の費用は商品・決済通貨・口座残高などで異なり、条件を満たせば銀行手数料なしでショッピングできる商品もある
  • 円口座へ換算する商品では、国際ブランドのレートに銀行手数料が加わる場合がある
  • 手数料率は銀行・商品ごとに異なり、改定されることがある
  • 海外ATMは、為替関連の費用に銀行の固定手数料や現地ATM手数料が加算される場合がある
  • 渡航前と利用後に、発行銀行の公式案内と確定後の利用明細を確認する